いま下落している個別株について
毎日年初来安値を更新している銘柄を見ています。
高値更新は半導体なんだなーーーという感想だけですが、安値に関しては直近決算が悪いとかシンプルに「?」な銘柄も多いですが、相場が腐っているときはMonotaROやソニー、日産化学などの優良銘柄までもが年初来安値更新に顔を出してくるため、まだ優良銘柄は高値から多少落ちているだけという程度と思っています。
いま下落している銘柄は簡単には拾えない
5月の決算シーズンを超えたばかりなのでファンダメンタルズで言えば比較的最新のものです。
決算を踏まえた上で下落している銘柄は決算を気に急落、決算前から下落が続いたなど投資家が総じて弱い状況であることは間違いなく、ファンダメンタルズが強くないということだろうと思います。
その上で、追証が急増するような、例えば◯◯ショックのように個人投資家が好きな銘柄が大崩壊して余波として投げ売り、シンプルに相場が崩壊した投げ売りは起きていない。
現状、安値更新している銘柄は2点の考え方ができそうです。
①ファンダメンタルズが弱かったので売られる展開が継続している or 始まっている
②ファンダメンタルズは良いけど、他に資金が流れるために売りに傾いてしまい、実は良いけど買われない
①が8割、②が2割程度でしょうか?
年初来安値銘柄でも信用買いが大幅増加という銘柄はそこまでない印象で、多くの個人投資家は半導体や商社など自分たちでは動かせない銘柄に資金が集まっていて、個人投資家でも動く中小型株が逆に無限下落していると考えることができそうです。
ショート勢が割安だとグロース株を持っていたら説
投資家なら今の半導体株の全体的なバブルは行き過ぎだろうと思っているでしょう。
半導体がAIで大盛況は分かりますが、過去を振り返ってみると
半導体大量注文→余る→注文急減→株価急落というのは既にリアルタイムで見てきたわけです。
色々な思惑があり、半導体株を空売りしている投資家が多いです。
全資金を集中している人は珍しいので、例えば割安なグロースをロング、割高な半導体をショートという戦略で投資していたら、半導体で損失をだし買い戻し、グロースで損失からの投げ売りという状況になってしまい、この歪な相場を演出している可能性があります。
個人投資家は中小型株が好きなので、ポートフォリオに持っている人は多く、どちかと言えば半導体関連を持っている人の方が最近は珍しかったりします。
その個人投資家が日経平均株価や半導体株をショートしていれば、損失を出しているのは確実で、なぜだか弱い中小型株のある程度のストーリーになると思っています。
なので、ロングが本当に焼かれる急落があると追証急増からの弱い銘柄が短期的に凄まじく弱い相場への警戒が必要でしょう。
個人的には一部のSaaS系は極めて安い状況だなと思っており、成長が続くのにバリュエーション低下している銘柄が多くあるので、気になる銘柄を全部買って1つでも2倍になれば美味しい戦略を使おうかなと思ってますw
グロースを大量に買って一部が倍という戦略は利下げ局面で使うべきですが、ここまでバリュエーションが下がったならいけそうです。