強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ちを地でいく日本相場
現在の日経平均株価の上昇は歴史的なものです!
バフェットが日本株に注目したことが大きいと思いますが、外国人がちょっと本気で買った程度で無限上昇する程度の規模だったのかと思わされる印象ですがw、フォーラムEが半導体関連でめちゃくちゃ上昇しているので利確銘柄は下落し、残していたフォーラムEが上がっているので私は資本効率がめちゃくちゃ良く回転できています。
私はイケイケ相場に乗っている状態ですが、上がらない銘柄はそうそうに利確と損切りしたので保有株は2桁〜3桁上昇銘柄のみで、それがさらに上がるという極端相場を何とか耐えています。
今回はジョン・テンプルトンの相場に関する格言を引用して、日本株がどのような状況かを見てみましょう。
強気相場は悲観の中で生まれた
今年、投資家がもっとも悲観的になったのは米地銀ショック、クレディ・スイスの身売りでしょう。
このときに日経平均株価は27000円割れとなり、そこを底値にレンジから上昇へという強気相場が誕生しました。
あの時期に日経平均株価はそこまで大崩れしなかったですが、新興市場は絶望だったことは間違いなかったですね。
当ブログでは地銀ショック関連を扱っていましたが、基本的に強気のスタンスで私は買いで立ち回っていた印象で5月の大上昇で保有株軒並み含み益という状況を作ったきっかけなので頷ける内容です。
懐疑の中で育ち
バフェットが日本へ来た、資金調達したなどポジティブなニュースが流れたとき、人を信じることはできない(笑)日本人はまだ日本株への投資を決断できていなかった印象です。
私はバフェットが買う前に商社株イカれたほど安いよね?ということで買っていた側の人間なので、バフェットにはシンパシーがあり、エネルギー株や地銀株の取得時期が結構似ているので「なるほどバフェット」と関心していましたが
日本でのニュース記事への反応は冷ややかで日本人終わっているなと思いつつも、これが懐疑でしょうか。
あとは懐疑を示すものとしては
①ダブルインバースが積み上がっている
②日経ボラティリティは急上昇している
という2点をあげることができ、日経平均株価が上がりすぎているという懐疑を持った投資家たちは「おかしい」と動いているわけです。
日本株の上昇フェーズには何段階かあると思いますが、米国株における懐疑という目線にしてみると
目先のリスクを投資家が感じていると上昇するSKEW指数は140を超えています。
一般にSKEW指数は130を超えれば急落危機が高まっているという状況で、これも懐疑と言っていいでしょう。
現在の146という水準は実は2021年末まで遡らないとない高さで、ロシアによるウクライナ侵攻時でさえも現在より低い水準でした。
で、2021年末のSP500は4768でした。
米国株投資家の人なら顛末を知っていると思いますが、SP500のピークがその水準です。
楽観の中で成熟
日本株は懐疑と同時的に楽観が一部で誕生しています。
それは証券企業や高橋ダンなどの予想が大幅に上がっており
日経平均株価は4万円に行く
年末には3万8000円など
明らかなら楽観が生まれています。
また、日本株に興味を示す日本人が急増しているようで、口座開設や再開が増えているようです。
日本株がいま上がっているんだから、先に持っておけよwと思える内容ですね。
外国人が買って上がった日本株を追う日本人という楽観。
陶酔の中で消えていく
幸福の中で消えていくとも訳される相場崩壊のタイミング
楽観というのは将来に渡って日本株でOKという、年末◯◯円という予想がそうであると思います。
陶酔の中で消えていくというのは今現在と考えてもいいと思えます。「日本株やってて良かった!」「日本株こそ最強!」などですね。
米国の債務上限問題が解決を演じ始めたので、もう問題はない!と幸福感に包まれています。
あるいは日経平均株価33000円、SP4700のようにブレイクしていけば幸福感だと思います。
最後の段階が極めて難しいと思いますが、楽観の中での成熟フェーズは既に入っていると見えるため、ある日酔いから覚める状況に突然なるリスクがありますね。
少なからず
強気相場誕生(完了)→懐疑で育つ(完了 or 同時進行)→楽観で成熟(進行中)→陶酔で消える(まだ)という状況でしょう。