日本ビジネスシステムズは業績が下方修正したかのような株価崩壊だが、Azureに強くChatGPTも捉えているマイクロソフトに強くPERは過去最低レベル
国内にはまともな投資家がいないので海外主導しか上昇できない説のある日本株では、日本ビジネスシステムズのように業績が弱いわけではないのに急落から下落の一途の銘柄が生まれてきます。
直近ではChatGPTを情報漏洩なしで利用するためのコンサルサービスを開始した日本ビジネスシステムズはAI株の上昇に乗れていませんが、マイクロソフトのクラウドサービスに強いため、ChatGPTを取り込んだマイクロソフトのサービスを支援する立場となるため、成長の継続は間違いないはずです。
マネックス証券 |
日本ビジネスシステムズはクラウドインテグレーターではトップ級の売上高で、テラスカイやサーバーワークス等と比較すれば売上の規模は大きく、その上で2桁成長しているため現在の590億円の時価総額は低すぎる印象。
PER推移を見ると業績非開示の間は空白ではありますが、上場後の株価崩壊というIPO銘柄の必然をくらったときのPER18.8倍を最低に、現在は同水準の19.1倍にまでPERが低下しています。
来期予想は四季報ベースだと増収増益であり、日々進化するAzure等のマイクロソフトのサービスを考えると、そこを中心としたインテグレーターは業績悪化は考えられないため、11月の通期決算後に業績予想がしっかり開示されるならば上方向以外あり得ないと思っていて、短期的市場クラッシュがない限りは11月までには上昇のきかっけがあるはずだと思えます。
決算説明資料 |
注力テーマとしてAIは資料に書かれており、AIは個人に大きく浸透し始めましたが、組織やビジネスで活用するとなると需要はまだまだこれからです。
ChatGPTに留まらない開発自動化へのAI活用にも意欲的で、AI開発において実績がこれから出てくるでしょう。
目標では来期の来期である25年9月期に営業利益89億円を目標としており、現在からすると約2倍が目標であり、営業利益率の上昇が24年9月期に過程として起きることは当然であり、現在のビジネス環境的にはAzureはAWSを猛追する側で、日本マイクロソフトも展開に本腰を入れているので日本ビジネスシステムズは良い立場にいるわけです。
これまでの日本ビジネスシステムズの業績推移を見る感じ、いけいけとはほど遠いので25年9月期の目標は十分達成可能なコンサバな目標だろうと見ているので現在のPERは非常に安い安全域のある投資タイミングだと思えるので、6月のMSQ辺りで大きな変動があるとしても、損失は相当限定的に投資できそうです。