ispace投機家たちが破滅しないことを祈る
2023年4月17日
2023年4月17日
テラスカイはS高でした!
今回は上場から話題のど真ん中にいるispaceです。
私もIPO抽選に参加した銘柄で、残念ながら落選しましたが、募集が200円台だったため、経営者やファンド、IPO成功者たちはテンバガーが既に最低レベルという状況。
ispaceの時価総額は2000億円に迫っていますが、売上は2024年3月期予想で61億円となっており、日本でもっとも長期投資銘柄であるはずですが、市場では短期資金が集中しています。
ispaceが買われている理由は今月末に民間企業初の月着陸を成し遂げようとしている点です。
もちろん、投資家たちは宇宙ビジネスに精通していないですし、この辺の成功で業績がどれほど動くか理解していないでしょうが、宇宙ビジネスは少なくとも2030年を超えないとまともな利益すら発生しない領域だと私は思っているので、ispaceの挑戦は凄いと思いますが、投機家たちは凄まじいリスクを背負っているなと関心できます。
ispaceが月面着陸成功した場合、月輸送関連市場という宇宙ビジネスの市場をリードする可能性は高まります。
2025年度には売上が100億円を上回る見込みであり、まずは4月末の成功から市場を握れるかが重要だろうと思います。
ですが、黒字化できたとしても最低で2026年まで通期での黒字の確信は持てない事業なので、投機家たちが長い期間待てるかが疑問です。
当然ですが短期資金が集まっているので反動が恐いところで、落ち着いたときにどれくらいのバリュエーションで評価されるかを個人的に注目しています。
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