どうするシュッピン
2023年4月23日
2023年4月23日
一眼レフカメラや高級腕時計の中古市場がメインのシュッピンはロレックス価格崩壊により株価も崩壊しました。
デイトナなど人気モデルの価格が2022年は急落しましたが、2023年に入ってから安定しており、さらに一眼レフカメラセグメントは順調なことから、業績の底感がありますが上昇しないシュッピンがどれほど割安か見てみましょう。
株価指標
過去5年間のPER推移では現在の11倍は低い水準であり、業績の下方修正直前のPERが9倍でした。
つまり、PERは業績の悪化に合わせにいく形を見せていますが、厳しい評価です。
シュッピンの決算資料には悪材料を飲み込みきった形にした下方修正としており、23年3月期は回復しない前提ですが、中国人は貴金属をいま買い漁っているように、自国にないブランド品のロレックスなど高級腕時計は割安感が出ている可能性があります。
一時450万円まで下落した人気モデルは、現在550万円い回復し、そこから反落しています。
ロレックスの人気モデルの価値が乱高下すること自体が珍しいですが、株価で言えば急騰したものが少し反落する程度の状態で、価格が落ち着いたとしてもシュッピンにとっては過去に買い取ったものが負債になる連鎖は脱せるので増益に戻れる可能性があります。
また、シュッピンは高級品を取り扱うため、やや業績に波があるので、株価1500円→800円に急落したのは行き過ぎた下落だろうと思います。
シュッピンは今期でどれくらい悪材料が抜けて、来期の業績予想になるか?です。
増益するなら現在は割安。さらなる悪化があれば、PER10倍程度に合わせて下落する可能性があります。
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