最近の下落相場でしたこと
一時的な金融不安で世界はパニクっていましたね。
私は日本株のMSQ前にポジションを減らしていたので、偶然ですがシリコンバレー銀行の破綻前に現金比率が高まっていました。
日経平均株価が28500円→27000円割れの中でしたこと
本日は日経平均株価が27500円近辺まできました。
それまでは一方的に下がっていたため、既に現金比率が高いですが持ち株を調整しました。
①カタリストが薄い銘柄の売却
金融不安により、利上げはしていますが震源地の国は中央銀行が銀行を救うために金融緩和的なことをしました。
利上げは信用収縮的作用がありますが、金融不安はもっと信用収縮の効果があります。
事実、欧米の銀行は金融不安だけで連日利上げと同じ効果を受けていたとデータで明らかになっており、利上げするまでもなく金融機関は動けなくなっています。
これにより利上げが続くだろう、インフレが続くだろうという事からカタリストが得られる銘柄は減りました。
私の中ではカタリストは円高やインフレ停止へ向いており、インバウンド+コスト低下の鉄道株などいけないかな?とチェンジですね。
②業績不安株の売却
もともと業績の下方修正は許されませんが、投資家は目先の景気後退を恐れています。
景気後退前に業績の下方修正をするような企業からは投資家はゴキブリのように逃げていくしかないため、先に懸念がある企業は売却しました。
選び方は進捗率が昨年より悪い企業、受注残など目先業績を左右するデータが上がっていない企業
③グロース株の買い増し
今週の月曜日はマザーズ3%超の下落もあり、いいタイミングだとグロース株へ現金のうち半分を投じました。
カオナビやサイバートラストが新規で、持ち株の買い増しも月曜日に済ませました。
月曜日は日経平均株価が27000円を割れ込みそうという絶望的状況でしたが、私のポートフォリオが含み損を抱えるのはまだ先だったので、ここいらで追加!と判断しました。
グロース株を買い増ししたのは金利上昇が不可能だと判断、バリュー株ブームを叩き割った景気不安や金融不安により、日本株はシクリカルバリューが多いためバリューが危険かなと、あとはマザーズ指数は日本株指数で見ればもっとも割安。
資金調達が目先必要ない+成長が持続しているで選んだグロース企業へ投資しました。
④企業分析
下落相場というのは上昇相場へのステップであり、株価上昇を待つだけです。
株価下落では既に分析してある株のホールド、あるいは再分析など点検をしています。
とはいえ、MSQ前に残す銘柄の分析はしてあるため、カオナビやサイバートラストなど新規投資先の分析をしていました。
時価総額100億円以下になると個人投資家メインで上昇相場でも無視される優良株があるため、ある程度誰でも買える対象であるカオナビやサイバートラスト級の時価総額を狙っています。
また、相場反転と投資対象の変化があれば、バリュー→グロースなら大型グロースが絶対上がるでしょうから、Monotaroやリクルート、エムスリー、ベネワンなど確認しています。
さあ、今回は最近の下落相場で行ったことを書いていきました。
私は先にリスク回避してあったので作業量は少なかったですが、現状分析はしていました。
基本的には保有株の再評価、下落によって前から欲しかった株の打診買いなどできることは多いですね!
持ち株の中で売却した銘柄も多いですが、損切りというよりは次の上昇相場に向けて有望な銘柄に集中した結果であり、売却した銘柄も+20%〜 -5%くらいでトータルは利益がでる売却でした。
ここからはレンジ相場か…、あるいは一気に28500円へ向かってレンジになるか?
さらなる下落の要因があるとすればインフレ超加速などでしょうが、金融機関の動きがだいぶ鈍くなるでしょうから社会の血液はやや詰まったはずです。