どうするクレイジースイス
UBSが日本の地銀以下の価格でクレイジースイス(クレディスイス)を買収しようとした上で、さらに政府保証を求めています。
つまり、クレイジースイスは事実上はマイナスの資産であり、買った瞬間から損失スタートするとUBSは見ているようです。
なので、3月20日午前1時現在はクレイジースイスを国営化して国営のクレイジースイスになりそうです。
この問題をスイスや米欧が早く処理したい魂胆が見えており、特にインフレ対応をしたい各国からすれば無理やりにでも救済して、痛みながらの利上げ続行をしたいようです。
クレイジースイスはプライベートバンキング事業もあるので、これを国営でやったらお笑いそのもであり、スイスが買収する場合は部門ごとに売却先を探すだろうと思います。
国営の投資銀行がこの状況下で爆誕するのは意味不明です。
UBSやどっかの米銀はクレディスイスの一部は欲しいだろうと思いますが、全てが揃ったクレイジースイスに興味のある金融機関はないでしょう。
いまの時代はネットで取引が高速化されているために、シリコンバレーやシグネイチャー銀行のような銀行は秒速で破綻する事件が起きており、私は預金保護すべきと思いますが、本質としてベンチャーや暗号資産系企業の預金を守れ!というのは一般的な銀行でないところの救済は問題視されるリスクはあります。
クレイジースイスはプライベートバンキング等の富裕層向けの銀行という一面もあるため、資本が連鎖的にぶっこ抜かれないように問題を潰していく現在の高速買収の動きだろうと思いますが、クレディスイスやシリコンバレー銀行のように根っこが腐った資本では一部の人だけでも潰す発端が作られてしまいます。
現在はAIなどアルゴがいるためか、先の動きを急速に織り込んでしまうため、ナスダックは2022年のうちに高金利分の下げが終わった感じがあり、今までの動きより急速なスピードで株価の下落トレンドが形成されてしまうように、株価がどこ時点を見て動いているのかが不明な中で足元の状況で急激に変化したので、クレディスイスの問題が去ったから株価はここだ!が分からないですね。
月曜の朝までに続報が待たれるクレイジースイスはどうなるか?
個人的には全部抱えて買収するのは合理的でなく、解体処理が今後に問題を残さないと思います。