日本取引所グループが売られていないなら問題ではない
日本取引所グループが全く売られていないので、現在の日本株売りは利確とMSQへのポジション解除の波で下がっているだけと判断してます。
もちろん、信用買いの人たちがやられている連鎖的売りも含んでいますが、メインは利確とポジション解除がMSQ後にゆったりくるはずだったところを高速で動かしているので動きが激しいだけだろうと思います。
事実、私が買いたいような中小型の優良株は出来高が枯渇しており、売りがいないので買う際には板を買い上げていく必要があります。時価総額が300億円を超えているのに・・・
日本取引所グループは日本の株式市場の支配者で、圧倒的な独占企業なのでここを売ってくるような動きがあれば日本株への空売りの増加や新規の売り圧力が強いことを示します。
2022年の年末日銀政策変更の際にも、1月初期の株安の際にも大きく売られており、最近は日本株の回復に合わせて上昇していました。
しかし、5日間でも1ヶ月間でも下落はしておらず、高値で買えば多少マイナス圏だよね…くらいの下落幅です。
現在の日本株安は個人も大量に買っていた安心な銀行株への強烈な利確と売り、追証などの個人の投げ、MSQ前の買い上げの反対の動きという3セットがあると思っています。
なので、個人が既に離れているような大型グロースや半導体は底堅く、追証により中小型株の企業は下落を続け、安全資産用の金融や高配当と信用買いで入る企業の狼狽売りが酷いだけで、そこから逃れている人は日経が1000以上下げましたがダメージはほぼないと思います。
で、市場を見ていれば問題のある箇所が透けて見えているため、拾っていくことで反発を簡単に取ることも可能かなと思います。
ただ、AI株や直近決算が良かった企業は賞味期限切れで売り圧力に繋がっており、新たな決算や業績修正やネタに走る個人投棄家が多いので。中長期の投資家はいまの状況を受けるしかないですね。
クレディスイスは私が最近書いたようなシナリオで進むと思います。
米国の金融機関破綻はシステムではなく、みんなが悪いと思いますw
これらの動きで米国は5月までに銀行規制を発表するため、多くの金融機関はそこまでにゴミのような資産はなくし、ゴミのようなポジションは減らすため、優良な債券が買われ続けるいまの状況は合理的です。
米国短期債が急激に買われる?→長期債だとクズたちの恐慌煽りで銀行が破綻した(またする)。
ゴミのような資産?
・ナスダックの売りポジション?
・原油の買いオプション?
・日本国債の売りポジション?
・円の売りポジション?
・暗号資産の売りポジション?
以前あった動きを逆回転させるだけの資本的な引き締めが迫っており、クレディスイスはコモディティで阿漕だったので逆回転が起きている資産は裏を探った方がいいかもしれませんね?