下方修正したメンバーズは6%安で済むも、四半期ごとの業績悪化は成長停滞懸念
2023年2月3日
2023年2月3日
昨日、下方修正を発表したメンバーズは6%安となりました。
ナスダックが3%以上上がったのでグロースに追い風になった可能性はありますが、引けのGAAの決算が悪かったので影響は微妙かな?と思っています。
下方修正により予想PERは16倍から28倍に上昇しており、平均PERが29倍だったので心地いい位置にいるとは思います。
下方修正の理由は中途採用の即戦略が不足し、新卒社員では顧客獲得や生産性で苦戦するので稼働率低下でコスト増で売上が追いつかなかった感じです。
来期以降も多くの社員を雇用する計画なので稼働率が改善しないと収益性が低いまま事業が拡大する可能性があるので、不足するデジタル人材を育成してチーム化して運用する形は面白いとは思いますが、来期の業績予想を見てからがいいかなと思います。
メンバーズは22年度も業績の下方修正をしているため、最初に出てくる予想が信じづらい企業になっています。
2年連続で下方修正をしたため、やはり利益率の改善は無理じゃないかな?と探ってしまいます。
メンバーズはネットビジネス等の支援を主力としていますが、直近はネット事業全体が苦戦している感じがあり、コロナ禍でのフィーバーを業界が引きずっている感じがあり少し過大評価感があります。
主要顧客には良品計画やパナソニック、トレンドマイクロ、ベネッセなど苦戦している感のある企業が多くあります。
メンバーズは決算資料に新規顧客開拓を注力していることが書いてありますが、主要顧客の利益が減れば引き合いも弱くなるでしょうから獲得コストをかける必要があるのも苦戦の理由になりそうです。
ー記事をシェアするー