長期投資講座①:バフェットコードで日本の成長企業を検索する方法 3パターン
今回からは成長株投資の入門編ということで長期投資講座を開講していきます。
基本的には私が投資する際に考える事を紹介していく感じです。
今回は成長企業を選ぶ方法ということで
- 成長企業の検索方法
- 絞り込み方法
- 分散する方法
これらを書いていきます。
成長企業の検索方法
個人投資家の最強の味方であるバフェットコードを利用していきます。
条件検索から私はだいたい以下の条件を選択して検索をかけます。
- 時価総額1000億円以下
- PEGレシオ1.5倍以下
- ROIC 12%以上
上の3つを同時に条件として設定すれば利益の出ている成長企業が表示されます。
ただ、この方法だと成長のフェーズとしては利益が増えていく段階の企業が多く、既に認知されている企業が多いです。
ROICが高い場合は売上よりも利益成長の方が大きい企業が多く、全体の株価が下落しているときに上の検索から拾えば間違いないことが多く
いまでも検索に引っかかるKeePer技研やデジタルインフォメーションテクノロジーは上の指標から安心して2022年の底値での投資ができました。
安心して投資できる企業を探す際に使える検索方法で、これで見つかった銘柄を分析すれば投資したくなる企業が多いです。
売上成長と競争性が欲しい場合
- 時価総額1000億円以下
- 売上CAGR5が25%以上
- 営業利益率が15%以上
営業利益率を設定しているのは営業利益があるという前提が欲しいのと、低い場合は成長企業でも競争に晒されているため、独占度が高いという点を意識しています。
この条件だと最近大きく上昇したサンテックが該当し
数字がいいのに下落している銘柄だとフォースタートアップスやPR Times、ミンカブ、ダブルスタンダードなどが見つかります。
営業利益率が高いため、ニッチな事業をしていたり、既に参入障壁の堀を持っている成長株が見つかりやすいです。
売上成長のみ
- 時価総額1000億円以下
- 売上CAGR5が35%以上
これだけにすると赤字企業がヒットするようになり、上のどれとも被らないけど急成長している企業が見つけられます。
昨年賑わせたダブル・スコープや決算周辺の動きが面白いGAテクノ、急反発で11月から株価倍増したチャットワーク、リユースで注目されたBuySell Technologies、投資家大好きMacbee Planetなどなどが見つかります。
ここで見つけた銘柄が安定売上成長なら投資を検討するべきで、短期で倍になったチャットワークは売上推移だと普通に投資できた企業があり、CAGR5なので短期的な急成長という企業を省く効果があります。
さあ、今回は銘柄をざっくりと見つける方法を書いていきました。
3つ目の方法以外では利益が成長している増収増益銘柄が見つかり、3つ目だと赤字でも成長性が5年間続いているという企業が見つかるため、掘り出し物を見つけることが容易になります。
この検索方法でロードスターキャピタルやギフトHDを有利な条件で投資できました。
全体的な株価下落があり日経平均株価が直近の底値に近い時、決算が集中時の後日などに検索すると掘り出し物が見つかりやすいです。
一番上の検索をPEGレシオからPER20倍以下になど他の条件にしても良い銘柄は見つかりますよ!PEGレシオやPER、営業利益率を使うのは利益が出ている企業を探すためなので、PERでも十分に機能します。
また、ROICと売上成長率を同時に使わないのは、ROICが十分に高い企業は売上成長が多少低くとも利益は効率的に上げているためROICと売上成長率を同時に使う場合はROIC10%くらいにして推移を計算すると投資がしやすいでしょう。