住宅のIoT、DXで2桁成長を続ける割安株のタスキ
上場以来から30%以上の売上成長、20%以上の増益をしており
3年平均の売上成長が33%、営業利益成長が59%とコロナ禍でも高成長を続けた不動産DX系のタスキは年初来からは株価が上昇していますが、上場来で見れば極めて割安な状況。
2020年の上場時は3000円あった株価は現在では1140円となっており
PERは20年10月〜22年12月の平均で19倍、現在が10倍とPER10倍は不動産DX銘柄では極めて割安。
配当も予想ですが3.4%と高配当の部類でありながら、2桁の成長性は維持しているので将来の配当を期待して今の高配当を享受しつつ業績成長を待つのに安心感のある銘柄です。
決算説明資料 |
上場は20年ですが、18年からの業績では経常利益の成長性の高さが凄まじいです。
成長を牽引するIoTレジデンスは東京23区を中心とした不動産開発で、相続税対策や外国人への対応などで高い利益率を維持しつつも、最新のIoTを取り入れた物件でスマホで家を操作でき、セキュリティ面も高いです。
タスキの取り組みでは最新を売りにしているので、競合する不動産企業をかなり限定できています。これにより中期的に成長は続くと思います。
さらに配当性向は35%以上としており利益成長で株価が上がらないなら高配当度合いを高めて、結局はどこかで注目されるだろう銘柄
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IoTレジデンス事業は安定成長の事業なので業績予想が大きく外れないと思います。
23年9月期は30%増収の26%増益と引き続き2桁成長が続きます。
顧客のターゲット層は富裕層以上を想定しており不景気による業績へのマイナスは考えづらい企業です。その点は高成長不動産企業のランディックスに似た性質ですね。
タスキの市場環境への認識として、IoTレジデンスは海外投資家からも引き合いが強く、需要が需給を上回っていると認識
円安による仕入上昇を懸念材料としているものの、円安トレンドが終了しており仕入費が問題となるリスクは考えづらい
リスクとしては富裕層の相続税対策をターゲット層にしているため、国内の税制改革による悪影響を受ける可能性があります。
しかし、不動産企業は中小規模が多く、そういった企業に対して不動産DXツールを展開しているタスキはIoTレジデンス以外にもグロースできる事業を有しています。
それなのにPER10倍で株価が低迷し続けているのはいずれ評価されるだろうと思いますね。