本日の決算銘柄で光ったセルソースは業績絶好調!来期の失速で下落するなら買いもあり
セルソースは再生医療銘柄で雄だと思っている銘柄で、グロース市場にいるのが珍しい増収増益をひた走る企業です。
再生医療で言うと不妊治療が国策になるのかなと思いますが、患者本人の細胞を活用した治療は負担が少なく労働可能年齢を上げたいと考える日本にとってこちらも重要でしょう。
決算説明資料 |
22年10月期は46%増収と58%増益の高成長
上場以来過去最高を継続しており再生医療の需要を追い風に成長持続。
他方、来期の業績予想が21%増収の3%増益と控えめな予想なので利益確定売りとなる可能性が高いです。通期発表での決算跨ぎは来期の予想が強く出ることを望んでいるので失望売り?
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日本の事情で言えば医療費削減は願いでしょうが、セルソースの再生医療はこれからの医療なので当面は追い風だろうと思います。
また、政府は少子化対策にある程度は注力しているので高齢化している子供の出産を考えるとセルソースは国策ど真ん中で邪魔するものがない状態。
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提携医療機関数が1378と20年1Qの345から右肩上がり
病院の数は8000以上とされるのでまだ開拓余地はありますね。
日本の問題はセルソースの経営陣のほうが理解していそうですねw
有利子負債がないセルソースからすると日本政府はバカに見えていそうです。
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御託はさておいて、セルソースの重要な来期業績予想ですが以上となっています。
これだけ見ると、「来期は3%の営利増益かい!!」となるでしょうが・・・
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次のページに来期の戦略投資の内訳があります。
営業利益16億円予想で、戦略コストが約4億円なので過去最高益を達成しつつ投資もできるというのが来期予想の真相です。
人的投資がメインですが、ESGを意識しているセルソースらしい良い戦略投資だと思います。
再生医療という重要な技術を追求している企業なので人への投資は必要です。
当ブログでも最近意識しているこれからの日本企業のエンゲージメント戦略において人的資本は重要項目なのでセルソースには注目します。