素人が買っている銘柄、ずっと上がると思われる銘柄は絶対に避けよう!人気に従わない逆張り法も公開
個別株投資をしている人は実感があると思いますが↓
「この銘柄上昇ランキングで最近よく見るな」→「この銘柄上昇ランキングにいたけど、最近は下落ランキングによくいるな」
あるいはTwitterネームに銘柄名を入れて利益を自慢しているアカウントや、これからもずっと上がる!と信用で買っている新規のアカウントなどなど・・・
今年で言えば、ダブル・スコープやエニカラ、バンク・オブ・イノベーションなど
エニカラはまだ短期で復活の兆しがありますが、ダブル・スコープやバンク・オブ・イノベーションはかつての希望は抱かれていないでしょう。
ともに年初来からの株価推移ですが、急騰してから急落という絵図は変わりないですね。
ダブル・スコープは韓国上場をめぐる報道と結果で短期で半値になりました。
バンク・オブ・イノベーションは新作スマホゲームの勢いで株価急騰しましたが、私の周りで実況者も誰もやっていないのでよく知りませんが、パズドラやモンスト、ウマ娘にはなれなかったようです。
ダブル・スコープは業績自体が良かったのでバンク・オブ・イノベーションこそ良くない上がり方の代表例のような感じです。
誰も(素人)が買う資産、銘柄はもうたぶんダメ
特に投資の素人は自分で分析する手法もそこまで知らないので、高配当!や人気銘柄!というところにいきがちです。
その中でも最近勢いよく上がっていて、実際に儲かっている人が多い資産に投資して大損する人がいます。
ダブル・スコープのときは信用二階建てという10%の下落でも人生が終わる投資法をし、21年にはレバナスというナスダックにレバレッジかければ人生勝利という方法を取ってましたね。
こういった投資法をする素人の方は基本的に退場するしかないダメージを負い、レバナスにせよダブル・スコープにせよ回復するには利上げ完了→利下げ開始、景気後退の3ヶ月後から右肩上がりの回復の目処が立つため損切りしているだろうと思います。
そして、レバナスやダブスコでは景気後退があると過程したときに想定される一段安に耐えられない可能性があり、残っている人もまだ途方も無いリスクに晒されています。
基本的に誰もが買う資産というのは過去に賢いマネーが入っていて待っている銘柄で、さらに賢いマネーはそろそろ潮時だろうと値下がりに賭けてくるでしょうし、賢いマネーが売るときは躊躇なく売るために下がりだしたときに最初の大幅下落から、引きづられて投資信託などの売り、個人の損切りと被害が拡大していきます。
この下落の仕方は暗号資産の代表であるビットコインやイーサリアムも同様なケースとなっています。
もし、誰もが買っていると分かっていて投資する場合は過去にバブル化した資産や銘柄を見直して、最初の下落から立ち直る確率を計算してください。
そうです、崩れた瞬間に利確OR損切りが正解です。
こういった「これを買えば儲かるでしょ!」という投資をする人は、過剰なレバレッジをとることも多く、他の資産も投資対象となっておらず、損切りが遅い傾向にあることが多いです。信用を使っている人は損切りこそ最速ですべきでしょう。
ダブル・スコープ事件で学んだこと
バンク・オブ・アメリカが米国で調査した結果、若い層はネットで投資情報を探っており、TikTokやYoutubeなどのSNSがメインなようです。
これは日本でも同様だと思っていて、現在は投資家がインフルエンサー化しています。
私はこのブログは個別株を取り上げて、何か銘柄にあったときに役立てようとログにしているんですが、銘柄についていい事だけ書こうと思えば簡単に書けますし、実際に株価が上がるといい面だけを強調して投資が起きかねないと思ってます。
ダブル・スコープ事件でTwitterを見ていて気がついたんですが、ダブル・スコープで損を出した人が退場せずに新たに投資したり、他の保有銘柄を出していたんですが、多くが共通していました。
ダブル・スコープで検索しているのでダブル・スコープ自体が彼らの共通なんですが、他の投資先も共通でした。→ブイキューブやスパイダープラス、半導体関連(銘柄は共通でしたが忘れました)などでしたね。
ここで気になったのは、ダブル・スコープで損を出して買う銘柄や、保有している銘柄が似ている=情報源が同じだとするとインフルエンサーなどの弊害ですね。
簡単に共通を見出す方法としては中小型株のグロース株でやたらと上昇ランキングに載ってくるしょうもない銘柄は彼らが共通とする銘柄ですw
ダブル・スコープで損をした人は、再び同じ銘柄で損をするサイクルができつつあるのは無限ループ・・・
インフルエンサーというのも比較的、トレンドに従っているように感じるのでテーマ性が似ているといよりも、何かの報道かで上昇トレンドになった銘柄を「これはいい!」と勧めるために業種やセクターが似ているでなく、チャートの形が似ている!となるのが特徴です。
なので、素人やフルレバで賭けてくれる人を養分にするには、似ているチャートの銘柄を適当に選んで(話題性のど真ん中でなくてもいい)、相場が強気になると彼らが強気になるので1日で材料なしの2桁上昇などをやってくれますw
彼らはフルレバで体力は少ないので崩壊するときは相場に先駆けて崩れるので、ダブル・スコープもエニカラも大崩れ後に若干のタイムラグで日本株がやや崩れします。
つまり、こういった素人フルレバという層が賭けているときは相場は好転するし、彼が崩壊していくときは全体が下げるような展開になるということを学習しました。
ずっと上がることはない
10年というスパンなら割安成長する資産を買えば、その後は見直しで上昇するからずっと上がるということを再現できると思います。
ただ、ずっと上がるからレバレッジ増々という人はずっと上がる間の調整の時期を過度な苦しみで生活することになるので、長期で見ている!からといってフルレバでも積立てでも良いということはないです。
投資の世界は天の邪鬼である必要があり、ずっと上がる資産は空売りでなく保有していたらじわじわ売り、再評価を待つ資産を割安で仕込み逆回転を待つというのが基本だと思います。
私はドル高になってからドルがメインの先進国株と米国株の投資信託を毎月売却し、新興国の投資信託を買っていました。新興国は中国株など問題も多いですが、弱点はドル高=新興国から資金引き上げなのでドル安により再評価を考えると新興国で、現在は成功だったと思います。
個別株ではかつて注目されたセクターが勢いがなくなり下落したら、そのセクター内で業績の良い銘柄を割安で拾っておけば再び注目されるか、業績主導かあるいは両方かで一気に倍!という現象があるので、将来性のあるセクターで短期的に下火なものは価値が高く天の邪鬼が成功しやすいです。
成功しやすい逆張り
上の短期的に下火となったセクターへの投資も逆張り方法ですが・・・
タイミングが重要です。注目されると全体が上がりますが、注目が終わると主導株から下落していき、元々持っていた人は上がった段階で売り、トレンドで売りが増えて注目される以前より低い位置になることがあります。これが最高の買いタイミングです。
みんなが注目しただけで企業の業績は変化しないので、セクターが死んでいない再注目の可能性があるなら最高の買い場はあります。
IPOのセカンダリーも最高の投資となる可能性を秘めます。
IPO投資は抽選に受かれば儲かるという日本の歪みの一つです。これに関しては米国や韓国の方が数百倍まともです。
ただし、IPO投資が絶対に成功するがゆえに、上場の多い12月は換金売りをして抽選をするというゴミのような投資家が多いことで意味なく売られる銘柄がグロース中心にあります。
IPOセカンダリーの成功のためには以下を満たすと可能性が高まります
- 成長性がある=増収増益
- IPOギャンブル後に過剰に売られている=半値以下など
- 業績と株価が連動していない
これがIPOセカンダリーの旨味です。
IPO投資が絶対に成功する反面、終われば強烈な売り圧力のみなのでエニカラのように勢いが持続しない銘柄は極端なレベルまで売られます。
その銘柄の中で成長性がある2桁成長の増収増益銘柄で、企業の将来を確信できる銘柄に投資しておけば増益なら配当も出ることで将来の高配当銘柄と化して高配当好きが突っ込んできたり、再評価で上がったりと待っているだけで再評価待ちをすれば良いという方法です。
過度な割安状態なので株価が倍でも割安という状態になっている銘柄もちらほらあり、高値から80%安の高成長企業を拾えるのはIPOセカンダリーのみですね。
不祥事もしていないのに株価無限下落になっている銘柄があればIPO銘柄でなければ賢い投資家は買うはずです。
IPO銘柄に足りないのは上場してからの実績で、それがないから躊躇する投資家がいますが、過度な割安を探すならIPO銘柄!です。
今回は色々書いていきましたが、危ない投資をしない方法やそれをしている人の銘柄的な共通点
また、日本市場の歪みによる比較的簡単な投資方法を書いていきました。