AI活用のデータ分析専門集団 ブレインパッドの成長戦略と可能性

2022年11月26日  2022年11月26日 

国内最大手のプライベートDMP「Rtoaster」を有するブレインパッドはデータドリブンの経営が求められる近年成長を続けています。

22年6月期は20%増収の34%増益という高成長をしており、23年6月期は業績予想で20%成長3%減益と予想しています。


主要顧客には伊藤忠商事、トヨタ、りそな、日本航空、Google、積水ハウス、ビズリーチ、エン・ジャパン、マイナビなど国内有数の大企業から急成長企業までが顧客。

売上の半数近くは1億円以上の案件なので現在は大企業中心にサービス展開されています。


他方、利益面は円安やインフレによりクラウド利用料が上がっており、新規採用も増やしていたことから採算性が一時的に悪化しています。



ビジネス機会としては伊藤忠商事と組むことでグローバルなサプライチェーンにデータアクセス可能で、需給予測や物流最適化の協力ができ

りそなと組むことで地銀ビジネスに進出可能となっています。

※どちらも資本業務提携




ブレインパッドの強みと成長可能性

成長可能性は上と重複しますが大企業と資本業務提携など組むことでアクセス可能なデータを増やして活用のための分析力を上げています。

また、それをサービス化することで応用可能な企業へリーチできます。

地銀は変革期なのでりそなとの資本業務提携でタッグを組むのはチャンス拡大でしょう。


ブレインパッドの強みはデータ専門企業として2004年創業と歴史が長く、リーマンショックを乗り越えて成長し、2011年上場と歴史があり他の企業に対して先行性がある点です。


IR資料

経営計画は市場拡大に合わせてR&Dを行い、必要なサービスが世の中にあれば提携利用し、ないなら開発するという協力と開発を組み合わせた企業で柔軟な体制で動いています。




銘柄スカウター

キャッシュフローは営業CFがプラス、投資と財務CFがマイナスという成長企業として綺麗な形であり、時価総額210億円に対して現金等価物が30億円近くあるのは資金が潤沢といった感じでM&Aも戦略として考えているようです。



クラウド化全盛の現在において企業はITの内製化を進めていますが、ブレインパッドはデータ活用の内製化を支援するBrainPad DAYを始めており、企業のDX化やデータ活用を診断するデータドリブンアセスメントサービスと合わせてデータドリブン経営をするためのサービスを22年に開始しているので、ただデータ分析を提供するだけでなく支援に回れるのも強みでしょう。

DMPは時代的に扱いづらくなるので、コンサル的な業務でも業績拡大できるでしょう。


りそなとの資本業務提携の効果か金融データ活用推進協会に参画できており、金融業界のDXにも絡んでいくことが可能となっています。


安定的な営業CFを活用して成長投資を先行していくブレインパッドは売上成長20%を持続し、データ活用が必須時代に成長が期待できるでしょう。

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