理解ある欲しい企業があれば4割から半値で買っとけ
人によっては完全な底値を当てるか、その判断はつかない人は底値から回復する局面でモメンタムに乗ろうとします。ただし、22年の相場は上昇が終わり下落し、また上昇というのを3ヶ月周期くらいでやっていまして、底値で買ってないと過剰なリスクを取らない限りは基本微益で下落局面になるという相場でした。その上げ下げの中で決算もあるので非常にやりづらい相場でしたね。
私は多くの日本株を見ていますが、ある程度の規模のある企業なら高値から半値で買っとけが正解の相場でした。
日本人からすると半値ですが、ドル持ちお金持ちからすると株安円安で半値かつ円安でさらに割引という状態で外国人が買う以上はそれ以上下げる余地のない企業が多数ありました。
たいてい知っている日本株で半値で買いは正解でしたので以下に参考例を
半値が底値例
ライオン :20年12月 2555円→22年4月15日 211283円 -49%
ソニー :22年1月 15520円→9月 9286円 -40%
リクルート:21年11月 7973円→22年6月 3720円 -53%
ドンキ :21年01月 2521円→22年1月 1519円 -40%
ソフバンG :21年5月10000円→22年3月 4483円 -55%
キーエンス:21年12月 74090円→22年7月 45610円 -38%
花王 :20年06月 9076円→22年3月 4736円 -45%
レーザーテック:21年12月 35290円→22年9月 14695円 -55%
ダブルスコープ:22年9月2979円→22年10月1402円 -55%
下がるだけのファンダメンタルズの企業は仕方ないにせよ、上にあげたのは一部ですが、4割〜半値は今の相場だと下落理由が曖昧なら買いでいいと思います。
理由が曖昧というのは業績悪化の懸念などですね、業績悪化を懸念されているときは既に株価に織り込まれていることが多く、業績悪化懸念から継続的に下がる場合はモメンタム悪化と今年なら需給悪化も重なって買い手がいないだけという状態だったでしょう。
このような下落パターンになると節目まで下落するか、需給改善まで下落を続けるので多くの大型株が下落タイミングはそれぞれですが、下落開始が早い順に底値を決定して反発しています。
上に書いたように多くの投資家は底値当ては「落ちるナイフは拾わない」としますが、明らかに下がりきって反発した銘柄にはバカのように引っかかるのでw、スマートな投資家が4割5割で低リスクで入って株価が持ち直し反発すると彼らに利益を与えるために銘柄の反発に多くの投資家が飛びついていきます。
リスクとリターンを考えると誰もが知る企業が半値程度になったら買っておいて、さらにそこから下がるなら損切りでいいと思います。上がるなら買い増しで底値+上昇局面の総取りで途中参加より多くのリターンを得れます。
不安定な相場でも上下をするので、持ちすぎずに利確すると再び半値に近い株価では買えるので、中途半端なところで乗って中途半端なところで同値撤退とかするなら、そもそも半値で打診買い程度のリスクを取るほうが全面的にメリットがあります。
私はソニーとリクルート、花王は半値だ美味しいな!で拾いましたが、私自身、この3銘柄が下落していたその企業特有の理由を知りませんw
何かしらの理由はついているでしょうが基本的に浮き沈みのある株式企業で、特に大企業がたいした理由もなく半値に近づいているなら半値に近いという理由だけでも打診買いする理由として十分です。
その際にフリーキャッシュフローと過去PER&PBR、直近決算程度は見ておけば十分です。
ただし、グロース株へ投資する際は例えメルカリのような大企業でも、よほど上の指標が良くない限りは買い向かうのはしんどいです。
グロース株は大型株でも高値から8割下がるリスクはつきまとうので、グロース株の場合は相場が改善するタイミングを待ち、テーマが乗っていることも加味して考えるのが重要ですね!(グロース下落が大きい理由=上がった時点でテンバガー達成した投資家は別に移る→その途中の投資家も配当優待もなく値上がり益のみが目的で別へ→損切りで高値で掴んだ人もいなくなる→保有している投資家が大きく入れ替わる)
バリューでもない大型株は半値で買いが基本でした、バリュー株は下がるだけの理由があるので上昇は今回の銘柄と違って理由が必要になります。
大上昇から急落の流れは今年に何度も経験したと思いますが、まだまだあるだろうと思うのでファンダメンタルズに大きな影響を受けていない大型株を拾うチャンスはまだあるかなと思っています。