パークシャテクノロジーが通期決算発表!31%増収で140%増益!来期予想が弱すぎて理由が気になる
決算説明資料 |
上方修正したとおりの着地をしており、経営陣の安定感は実感しますが、市場の悪い癖のコンセンサスを超えていけ!により下落しそうです。
主力のAI SaaSは買収企業を除くと76%増収と高成長中で、M&Aで株価が急落した銘柄なので本業で業績が拡大しているので見直し急騰がないのは不思議です。
業績予想に対しては全面的に達成、売上のみ市場コンセンサス以下ですが問題はないでしょう。
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AI SaaS事業は順調に顧客を伸ばしており、さらにアルゴリズム開発を進めることで既存客からさらに継続的収益が入るので、労働力不足を背景にサービスの伸びは継続。
また、AI SaaSという情報蓄積により性能が上がっていくサービスなため乗り換えコストは一般的なSaaSより高いだろうと思います。
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大企業との提携から一気に中小企業へとサービス拡大していくモデルで、多くのプロダクトが黒字化し、さらに増えていく予定です。
IRニュースでビジネス動向を高頻度で更新しており、投資家への情報提供は速い印象です。
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AI企業は多いのでマーケットは戦国時代ですが、既に市場1位の地位を築いたセグメントがあり、こういったサービスは料金を除くと利用数が多いことによるシステム強化がものを言うので、1位を取れた先行性は極めて重要です。
似たようなシェア1位独占を狙う企業ならオプティムがありますが、成長性的にはパークシャテクノロジーが勝っているでしょう。
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資料から開発しているプロダクトが多いことが分かるので来期は営業利益は伸びない予想です。売上も+15%と保守的です。
また、経営強化のために自社株買いをするようで自社保有除いて4%の株式を買うよう。
最初に出した業績予想を大きく外さないので成長性が高い割に安定しています、とはいえ来期予想が営利+2%で経常利益は大きな減益予想なので悪い決算ですね。
この程度の伸びなら同じAI系のユーザーローカルの方が圧倒的に良いと評価できます。