【AI企業】東大発のAIソリューション企業のJDSCはどこへ行くか?

2022年10月28日  2022年10月30日 

 

個人的にはグロース市場は底打ちした感じがあり、○○ショック以外で急落するには政権交代で日本の金利がアメリカの半分の2.5%くらいまで上がればかな・・・と思っていますが、JDSCのような小型グロース株は出来高が非常に小さく注目されるタイミングを待っている状態ですね。



JDSCとは

日本の産業をアップグレードするというパーパスを掲げた東大発のAIベンチャー企業

社会で活用できる、需要予測やデータ基盤、教育、物流最適化など大手企業と提携して各ラインを同時に開発している研究開発型の企業です。


また東大発なので、日本最高峰である東大の研究室と協力しているのは他のAI企業にはない点です。

需要予測や在庫最適化ではイオントップバリュ、不具合監視やその予兆管理でダイキン工業、物流では佐川などが取引先で大手企業と手を組んでAI開発することで、その結果を日本全体の産業に応用していこうというデータ蓄積が将来の業績拡大の方向性かなと思っています。




直近の決算

22年6月期通期決算資料

売上は30%成長でグロース株としてはまずまず。研究開発先行なのでこれからといった印象。

営業利益に関しては黒字化を目指しており改善。とはいえ、22年のフリーCFがマイナス3億円程度ですが、現金同等物は33億円あるため成長に増資が必要そうですが安定した経営が可能。



経費はほとんどが人件費とそれに伴う研究開発費。広告費がないため圧縮できるコストは少ない印象です。



AIプロダクト一覧

今後の成長の原石となるプロダクトです。

特に小売業界はイオントップバリュからホームセンター大手など広がっている印象

岩谷産業は今後の水素ビジネスの看板企業で協業は良いですね。中部電力などエネルギー関連とも協業しており展開できる範囲の広さが一覧から分かります。




JDSCの成長モデル

JDSCは東大発という強みを活かし、日本の大手企業との協業でAI活用を進めつつ、to Bの情報を拾い上げていけるのがGAFAなどとの違いですね。

AI活用による事業改善をデファクトスタンダード化することで、その成功例をもって大手以下の企業へ横展開していくため、大手企業との事例が成功すればある程度の規模の企業には適用しやすいです。


業績としては成長性が既に鈍化しているような状態でM&A活用を既に行う予定で、最近はスタートアップ投資銀行のファイナンスプロデュースを連結子会社化しています。

日本が今後の成長の柱とするスタートアップというテーマ性も手に入れた形となります。

ファイナンスプロデュースが関わりのあるスタートアップ企業に対し、AIプロダクトによって企業価値を向上させることでシナジーを生み出そうという意味があるようです。




今回は東大発のAIベンチャー企業を取り上げました。

まだ上場したばかりで業績のデータはあまり参考にならない状態です。

また、大手企業との協業で研究開発を同時に進めていくタイプで、協業の実証結果が業績に大きく関わってくるでしょうね。

株価は上場初日の始値である1681円から668円まで年初来で下落していて、PBRは2.3倍まで落ちています。

AI活用の事例を見る限りは時価総額が15倍以上あるAppierと被る部分があると思いましたね。小売での実績はAppierはアジア全体で拡大中です。

魅力は100億円以下という時価総額と東大発というブランド性ですね。他の大学発企業よりはビジネス性が高いため、跳ねるタイミングはありそうです。

特に大手企業との協業を重視しているため、新たなプレスリリースは重要ですね。

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