UTグループが本決算で狂った増配!コメ兵は利益確保も増配は弱め…
決算ラッシュが続いています。
急騰銘柄はほとんどが株主還元なのでグロース株を避けておけば、割安で業績が維持されるなら多くは上昇しているイージー寄りな相場です。
投資先としては配当系が強く、成長系が足元弱いので資金がバリューに流れている印象ですね。
本日は投資先だとUTグループとコメ兵の本決算がありました。
UTグループは半導体など製造業向けの人材サービスで関税で国内工場に影響があれば業績が揺るぎますし、拡大しているアジアも関税の動きが読めないので買われていなかった銘柄です。
発表された2026年3月期の業績は経常益が42%増益で最終が14%減益と売られそうな内容ですが、配当が134.98円→162.72円と大幅増配したことで本日終値ベースの配当利回りは8%と脅威の高配当株になっています。
中期経営計画も同時に発表しており、製造業向け人材の市場シェアを1.5倍にするようなので競争激化から逆に利益成長が難しいのかなという印象がありました。
コメ兵はブランド品リユースの大手で売上成長優先で実はグロースな銘柄です。
2026年3月期の業績は最終利益が2期前から連続の減益となっていますが、売上が25.8%増収を見込んでおりグロースしています。
EPS419円で106円の配当なので増配余地が十分にあるのは評価できますし、成長ペースを落とせば過去最高益はいつでも達成できると思っています。
PERは7.1倍、配当利回り3.57%と成長性のある小売にしては割安な評価です。
PTSの反応としてはUTグループが25%高、コメ兵が5%安でポートフォリオ内ではUTグループの方が金額が大きいので勝ちと言っていいでしょう。
個人的にはコメ兵の拡大ペースを気に入っているのでUTグループを売るならコメ兵に資金を移しそうです。
まだ決算が残っていますし、そのあとの市場の評価の再評価をしたいので利確は週明けかな?と思います。
UTグループはトランプ関税ショックで投げ売りを買った銘柄なので短期で大勝ちの銘柄になりそうです。