紛争ヘッジでシルバーをロングしていた天才的対応
上のヘッジ対応記事にてシルバーへリスク回避の買いを入れておいたことを11日に書いていました。
イスラエル情勢の動きは一時は忘れられて原油(オレンジ)が下がっていましたが、再燃で原油上昇、リスク回避で金と銀が買われておりリスク回避のヘッジは完全に成功。
今回のヘッジは紛争からのリスクオフで株が売られる前提でシルバーならどっちに転んでも上がる可能性があるというゴールドでも原油でもないリスクオフ対応としてヘッジを入れていました。
本日は株がやられましたが、野村マイクロSは結構耐え、MSOLは水木で売却して逃げており、株式の被害は軽微ながら、シルバーは4%高で株式の下落以上に上がってくれています。
リスク回避で買われているのが明白なので、このリターンは株式の買いに当てることができますし、シルバーが売られる展開はコモディティが落ち着くイスラエルの圧勝後だと思うので短期的にはシルバーでヘッジを出し入れして対応し、株式の買い場を待機します。
株式で予想外の決算内容から10%とか取ることもできますが、コモディティやリスクヘッジなら予想外の方が少なく、プランBならリスクヘッジ成功!という自分のポートフォリオを守るために使えるので成功確率が株式だけより圧倒的に高いのでリスクヘッジにシルバーやゴールド、原油あるいは金利を使うのは主要資産の損失を限定的にコントロールできるので楽です。
たまに日経平均株価をショートしながら、個別株をロングする人がいますが、日経が上がりながら自分の保有株が下がれば2倍のスピードで資産が減るので自分の投資先の属性を見ておいて、金利に弱いなら金利を買い、原油高に弱いなら原油を買えば損失を限定しつつ、ヘッジの利益で安くなった株を買い増しや買い戻しできるので適当な対応がしやすくなるでしょう。
今回の相場は最初の下落は米中小型株のショートで対応しましたが、その後は一部は継続しながら、リスクオフで買われる資産を買っておく方向も増やして株式へのストレスをとにかく減らしておきました。
サイボウズを筆頭に狙っている持ち株は順調に下げているので、反対側のショートとロングで得た利益で買い増すのは急がずに動きます。