世界のPPIが予想より弱いので株式のフェーズ終了?
予想外の利上げをしたカナダのPPIはあまりにも弱い、ドイツは予想より弱い、アメリカも予想より弱い。弱いだらけのPPIは日本においては下げ始めですが、インフレ先行したアメリカやカナダではデフレ一歩手前まで下がっています。
PPIはCPIに先行や一致する指標なので、インフレが終わったと判断していい状態であり、米国はいつ利下げするのか?が焦点であり、そうしている間に経済指標が全部悪いという状況になる可能性がある。
アメリカにおいては米地銀破綻のような出来事があれば総じて弱い状況になるでしょうから、多くは景気失速でもここは良いよね!さえテールリスクとなりえる。
米PPIは前年比で4.6%→2.7%→2.3%→1.1%と急速低下
次の予想は1.1%だが1%割れなら最悪のトレンドでデフレさえ見えてくるでしょう。
世界で実現してはいけないものこそがデフレであり、中国はほぼデフレ状態で経済政策や金融政策をしなければデフレで資産が買われない。
デフレで資産が買われなければ、それはデフレ継続であり中国株は弱い。
経済政策さえすれば安心感があるが中国は高齢化、デフレ、無政策と懐かしき日本を見ているようw
カナダのPPIは悲惨の一言だが、前回はそれでも予想に到達しなかったから利上げしたのだろう、だが実際は予想が1ヶ月遅れで実現し余計な利上げをした。
アメリカは利上げ回数を残したが、PPIの予想が下方向に外れるなら利上げは不可能でしょう。
インフレ終了で現在の金利なら待っているのはデフレと景気後退でしょうから、たしかに利下げや経済政策に期待するのは合っている。
ただ、実際に政策が遅れれば優良資産になるのは米国債など信頼ある国債でしょう。
これだけインフレ率が低下する中で国債がそこまで買われなかったのは債務上限問題や株式のアウトパフォームがあったでしょうが、冷静に考えると債券の利回りと、景気後退時のキャピタルゲインは十分に狙えそうである。