リーマン・ブラザーズになくてクレディ・スイスにあるもの

2023年3月15日  2023年3月15日 

個別株をメインに扱うブログですが、ファンダメンタルズ環境よりも需給やマクロの環境悪化が著しいので大きい対象メインで取り上げていきます😇


さて、Twitterなどではクレディ・スイスの破綻が噂されています。

クレディ・スイスは2020年以降は全ての業務をミスったと言っていいほど、マイナスのイベントのたびに名前が出ていた金融機関でアルケゴス、グリーンシルやソフトバンク関連でやらかし、マネロン問題等で赤字の規模が兆円単位の銀行です。



リーマンショックはパリバショック→リーマンショックで事が進みましたが、リーマン・ブラザーズという証券メインの金融機関の破綻によって発生しました。


リーマン・ブラザーズの機能は証券周りで、クレディ・スイスは銀行という点で大きな違いがあります。

証券でも潰れてはいけない企業がありますが、銀行というのはもっと重い機能を持っています。


それは決済機能であり、決済機能がなくことによって連鎖倒産が起きるため、クレディ・スイスが潰れようと決済機能をする事業そのものは残ることになるでしょう、つまりクレディ・スイスが潰れる場合はその前に分割されて投資部門が消滅して銀行部門が残るのが基本でしょう。

プライベートバンク部門はイメージが重要で、他に移してと考えると買い手は限定的です。




決済機能は色々な機関を通じてされますが、A→B→C→D→F…Zとした場合、B→Cの機能がなくなれば、それ以降は潰れることになります。




シリコンバレー銀行は預貸率が低いのが問題ですが、状況次第では存続してインフレと利上げに耐えきればシリコンバレーが再び活況を取り戻すときに大きな利益を上げたはずです。

しかし、状況次第では簡単にデフォルトしてしまうリスクが金融の世界にはあり、銀行の決済機能が消滅すると強制的に起こしかねないです。



その上で問題はクレディ・スイスの預金規模を単独で受け持てる金融機関がいないこと、精算時に起きる資産売却で世界的に資産下落が起きることなどを考えると、政府救済のみがクレディ・スイスを救う方法でスイス当局単独でできるのかは疑問があります。



本当にクレディ・スイスが破綻しそうであれば、スイス当局やECBなどは即座に対応が必要であり、流動性は基本的に足りているはずです。


シリコンバレー銀行と同じ問題が起きるとは思えませんが、過去最大規模の取り付け騒ぎがあれば破綻はあると思います。


アメリカの金融規制強化は中規模以下の銀行もバランスシートをもっと強化するという点だろうと思うので、利下げはすぐにないと思いますが、最近の金利低下で多くの銀行は債券の含み損失が減っているはずです。




色々な情報を考えるに、クレディ・スイスは厳しい状況であることは変わらず、株価はココ債など下がるが流動性を守る方法が制度としてある点。



スイス中銀がクレディ・スイスを救済しないことは絶対にないでしょう、株主と経営陣が全部失ってでも銀行機能やまともな預金は救済されるはずです。

スイス中銀が救済しないと決めた瞬間に世界は金融恐慌に突入するでしょう。


スイス中銀にクレディ・スイスが救えないということは絶対にないです。それは国やグローバル経済の崩壊に繋がることを認識しているはずで、EUかアメリカか、日本かどこかと連携してでも"ただ潰す"ことはないです。

それがリーマン・ブラザーズとの違いです。

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