日本株の2つの姿
投資環境が結構変わってきたので久しぶりに書いていきます。
前回は主力株の丸千代山岡家を利確という記事を書いており、その後の当該株は20%下落しており限界感がやはりありましたね。
日経平均株価を見るか、東証グロースを見るか
9月の高値更新相場はまさに半導体やAIなど大型株を中心に動いていました。
その他の株も多くはじわじわ上げていますが、9月までに上昇していた銘柄の方が9月の上昇より勢いがあった銘柄の方が多いでしょう。
個人投資家の勢いを示しがちな東証グロース指数は9月の間にほぼ上昇しておらず、直近の下落で既に高値から10%以上下がっています。
なら上昇率が高いかと言えば、トランプ・ショック前の水準と比べて10%しか上昇しておらず、現状だと日経平均株価の方が2倍近く高いパフォーマンスです。
今年の相場を現時点で振り返ると夏前までは東証グロースなど中小型株が好調、夏以降は日経平均株価が好調で東証グロースは絶不調。
日経平均株価が高値を更新しだした8月以降に東証グロースは一度も高値を超えていないため、ポートフォリオが日経平均的でAIや半導体に近いほど高いパフォーマンスで、それ以外だとセクター間の差はあれど市場で明確に差が出ています。
東証グロースは相対的に割安で、中身を見れば直近の下値を超えている銘柄多数
東証グロース市場と市場を名指ししていますが、東証プライムでもグロース系の銘柄は同様に下落している銘柄が多いため中小型株であればプライム銘柄でも業績が良いのにパフォーマンスが悪い銘柄が増えています。
投資先が不調な人はおおよそ最近の市場ごとの差を受けている可能性が高く、もし日経平均株価が4万円割れしていく過程で不調の中小型株が巻き込まれたらトランプショック時の水準を割れる銘柄も出てきそうです。
東証グロース市場は2023年7月から2024年8月の日銀ショックまで長期の下落相場になっていたため、今年のトランプショック後の上昇相場転換が既に終わったなら投資先をどうするかが重要になってくるでしょう。
直近で日経平均株価が少し下がっていますが、東証グロース市場は既に高値から大きく下落しているので個別株としては中小型株を狙う方が業績も割安さもある銘柄が多くあるため、再び高値に迫れるなら中小型株は面白そうでそのときの反発銘柄は軽く倍になるのでチャンスが落ちてきた感があります。
日経平均株価と東証グロース市場には相関がほぼないと思いますが、常に悲惨に下げるのが東証グロース市場なので相場が思う下げ止まりどころで買えると面白そうです。
直近2回の大底は日銀ショックとトランプショックなので、中小型株が信じられないくらい安くなるリスクは大きくあり、日経平均株価が新たな高値ステージになったのか不明ですが、東証グロースも下値が上がったのかをこれから試せそうです。
東証グロース市場は上昇相場が終わって既に下落が続いており、日経平均株価も高値を取れずに下げだしているので下落相場に入るならこれから本格的に下がるため下落余地はまだまだあります。