日経平均株価が年内にどこまで上がるか予想しよう
当ブログでは今年の2月時点から日経平均株価を4万2000円まで上がるということを書いていました。
これは選挙リスクを除いていける十分の高値が4万2000円くらいかな?という心理的な値で、安値は3万6000円にしているので値幅はありますが最近も3万7000円台で下げ止まってからの4万2000円まで上がってきたので想定通りではないですが、概ね予想外のことが起きていないので利益は取れています。
私の日経平均株価4万2000円コースは円安維持とAI・半導体バブル維持、日経平均EPSの右肩上がりを前提としています。
円安が終わればEPSは伸びないだろうし、AI・半導体バブルが終わればこれまたEPSは伸びないと思います。日経平均のEPSは世界株が好調である前提に成り立つと思いますし、円安が終わっても世界が利下げで経済成長に向かうならEPSには好影響なのでインフレ鈍化で円高自体は恐れていません。
問題は世界的なスタグフレーションとか、AI・半導体バブルが崩壊して利益が急減してEPSが減る場合で、大型株に頼り切り相場は政府が企業活動を守り、イノベーションに予算を出し続ける限りは牽引している大型株はある意味で世界的な保護で成長を続けると思います。
日経平均株価はPER的にどこまで上がるか?あるいはEPS的に?
7月11日の日経平均株価のPERは17.58倍です。
年初は14.81倍で、1年前は14.83倍で、2年前は12.57倍です。
2023年は年初PERが12.01倍、年末に14.74倍とEPS向上以上にPERが上昇する割高になりながらの株高の年となりました。
2024年も年初の14.81倍から現時点で17.58倍まで2023年以上に業績主導でなくPER上昇主導で株高となっています。
昨年は本決算→業績予想を出した後に企業が相次いで上方修正をしているのでEPSが年内に改善している点からEPSもPERも上がっての株高でもPERが15倍程度で適温でした。
日経平均株価の平均PERは金融緩和か引き締めか?で変化するもので、引き締め的なら12倍~13倍、緩和的なら15倍~16倍とある程度は金融政策でPERが変化するため現在は金融緩和を前提としている株価になっているように思います。
いまの17倍のPERは高いですが、日経平均株価のEPSが年内に10%上方修正されるなら適温なので4万5000円まで上昇してもPER的にはぎり許容できるでしょう。
日経平均株価の構成を考えると、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、SBG、アドバンテスト、信越化学工業が揃って上方修正すれば指数上昇を5銘柄だけでも十分にできます。
特に東京エレクトロンとアドバンテスト、信越化学工業が上方修正するなら他の半導体や精密セクターも大きく上がるだろうから重要な企業です。
金融政策の状況の変化とEPS上昇の両方の期待がある前提なら、年内に日経平均株価は4万5000円までいくのがせいぜいかなという印象で、4万2000円まできたので心理的に高値4万8000円でもおかしくないです。
日経平均株価は相場が上がり一本になるときに上昇幅として6000円くらいの値幅がつくので、現在の4万2000円でレンジに入ったなら、ブレイク後に4万8000円まで一本調子の上昇みたいなクレイジー相場に期待したいです。