PER100倍は割高ではないかもしれない
私は投資先のPER自体は基本的に拘りがなく、PER〇〇倍以下しか投資しないと決めてはいない。
ただし、赤字だけは見通しがきかない上に株主資本を減らすため投資対象には基本的にしない。
例えばですがPER100倍の企業の利益が2倍→2倍と増加する、いわゆる利益刈り取りフェーズに入ればPERは50倍→25倍と低下する。
利益を取り始めた企業は利益率も改善するので、PERは必然的に平均が高くなるため利益成長フェーズの企業は高い利益率でPER30倍〜50倍を維持できるので1期で成長が終わらない企業なら利益が永続する。
企業の動向を見ていると例えば半導体などの周期性がある業界なら、大幅増益と減益を数年で繰り返すパターンがある。2023年の半導体業界は横ばいあるいは減益で来期以降に大幅増益というのは想定できるだろう。
SaaSなどの顧客に浸透させてから利益を回収する企業なら売上増加が至上命題で、利益よりも毎年〇〇%の売上成長を優先して赤字や利益の下方修正になることが頻発する。
IT業界は特に売上成長が最重要で現在の売上を利益に変えてしまえば、ほぼ利益という企業は実は多く、堀で圧倒的な利益率を誇るオービックなどはその筆頭です。
この企業が利益を出すのか、売上を増やしたいのかは決算資料に書いてあることが多く、毎年25%程度の売上増加と書いている企業は売上成長のために利益が伸びないことがあるでしょうから、PERや増益率で評価される現在の相場だと厳しく、経営環境も不安定なので売上成長が思ったようにいかないと簡単に赤字になります。
あるいは3Qの決算資料に来期は利益刈り取りなどの利益を意識したページがあるなら、高い確率で本決算で増益予想を出してきます。3Qの時点から株価が安くなっているか増益を見込んで安いなら企業が増益すると書いているので買えば利益が出る確率が高く、相場が織り込んでいない1000億円以下の企業なら下落余地も先に計算しやすいです。
例えばPERが企業の過去平均より下で推移していて、なおかつ利益を出すに近い文言があるなら本決算の増益予想でPERが下にいくので、その大きさがイコール利益になり、増益幅が2桁未満でも平均以下のPERが株価の大幅下落を合理的としないので一定のブレーキになります。
利益刈り取りフェーズでも売上が10%程度成長できるなら、利益率の改善と売上成長で増益幅は素晴らしいことになり、一番最高なのは利益成長中の売上の上振れでこれは大きなボーナスとなります。
11月は重要な決算シーズンで多くの企業は2Qや3Qの企業は上方修正や下方修正など動きやすい時期です。保守的な経営計画の企業が上振れてきますし、大胆な予想をしてきた企業は化けの皮が剥がれますw
このブログで書いてきたサイボウズは利益回収型で増益幅が100%を超える企業なので、下方修正は絶対なしの前提で上方修正なら最高、なくても次の本決算で来期増益への勝負と切り替えれるのでPERが高い企業を金利無視してファンダで買い殴る。負けたらボコボコ・ω・