AI活用で爆発的に成長しコンサル業界にも乗り込むM&A総研は割安さまである
M&A総研はあと3期くらいは30%以上の成長が続くだろうと思える爆発成長を継続しており、効率化とコストカットで社員ひとりが生み出す付加価値を上げて人が増えても失速がない。
通常、M&Aコンサルは人数がKPIとなるが大手の失速から分かるように人数を増やし続ける規模拡大と業績拡大の両方には限界が生じるため、M&Aセンターやキャピタルのように失速していく。
銘柄スカウター |
本決算で出てきた今期予想は77%増収の57%増益と本業の稼ぎは同業で圧倒的
利益率は50%近くで同業よりも高いため、M&Aセンターやキャピタルの7割程度の売上になれば利益規模は十分に上回るので成長性を含めればM&A関連で最大手になるのに3期あれば十分だろうと思える。
時価総額はM&Aセンターが未だにトップだが、総研が不祥事なしならセンターの本決算で強い成長がない限りはその辺でぶち抜くモーションに入っている。
さらに、総研は期中での上方修正常連で上場から上方修正という絶好調しか経験していないので、最近の下落は米金利以外の理由は完全に皆無でポテンシャルを考えると金利など無視していい。
本決算で大幅増益をまたもや出てきたのでPERは急落した。
株価はこれに合わせて月曜日に大幅高するべきで、この成長性なら最低でも50倍のPERはあって然るべきで、2Qでの上方修正を先に織り込むならPER60倍以下は買ってしまって良いと想定できる。
金曜日は米株が様子見で弱く、日経先物もなぜか下げていましたが、日銀とFRBは利上げに動きづらいと踏んでいるので月曜日の寄りで上昇が弱い、あり得ないと想うが下落するなら様子見せずに買っていいのかなと思ってます。
今期も上方修正しそうな理由としては新規事業から利益が出ないと想定を最低限にし、コストのみを織り込んで業績予想を出しているのでそこからマイナスになることは想定しづらい。
また、M&Aの社員一人あたりの売上は前期から低めを想定して予想しているので、利益率が変わらないなら前期並みの一人あたり売上でも利益は上回る。
前期は当初予想から2Qで上方修正、本決算でさらに上振れとPERがどんどん低下した、理由は上にあるように低めに想定した一人あたり売上で上振れがあると利益率が高いので利益がシンプルに増えるという構造で説明できます。
決算説明資料 |
キーエンスは全体的な成長市場ではない中で高い成長と高い利益率で注目されています。
M&A総研は元キーエンスも集まるような合理化を突き詰めた経営スタイルで、なおかつ成長市場にいるため、AI活用も含めて有利なポジションにいると思っています。
本業であるM&A関連だけでも凄いですが、続々と新規事業を開始しており、DXやコンサルまで拡大したので事業規模としてはベイカレント+M&Aセンターみたいなとんでもない企業になれるポテンシャルを感じる。M&A業界ではトップになるのは間違いないと思っているので、問題はコンサル業界で3年間でどこまで成長するか?初期の資本の大きさや人材力の強みを活用すれば一気に売上寄与する規模になる期待さえある。
上の資料にある新規の会社はどれも今年の10月に設立したばかりで、この成長性の本業にさらに成長性のある事業領域を攻めていくが、これらのコストを踏まえたものが今期予想なので事業シナジーもあり、資源活用もできる点から大きな赤字になったり利益を減らす要因に今期は少なくともならない。
コンサル業界は私が最近投資していたMSOLのように100億円規模でも30%以上の成長が可能な領域なので初期は爆発的な成長をするだろう。
M&Aは総研は26年9月期までに700名のM&Aアドバイザー数にすると計画しているので、一人あたり売上高と利益率を当てはめれば営業利益まではある程度予想ができ、保守的な数字なら簡単に予想できる。
上方修正が上場から相次いでいるが、経営計画自体に変更は加えずに保守的に長期を見ていると書かれており、期中の上方修正期待は十分にできる。