拡大する電子認証に乗るサイバートラスト
拡大するネット社会でサイバーセキュリティと同様に、電子認証やそのセキュリティの重要性が増していますがサイバートラストはその領域における安定成長企業。
決算説明資料 |
主力サービスのiTrustはトランザクションが大きく増加しており、重要性の認識ままに成長しています。
世間では色々言われていますが、ちゃんと利用できれば便利間違いなしで返納する人は一生FAX確定のマイナンバーカードをスマホ搭載して利便化する認証にも関わっています。
スマホ利用されれば上のKPIとされているトランザクション数増加が期待できます。
法改正でもっとも進まない業界の一つである不動産業界が取引の電子契約をようやく本格化するため、不動産という市場は巨大で古すぎる業界からも電子認証でのサービス拡大が進んでいます。
電子認証は不動産もそうですが、他の大きな契約でもまだまだ使われていない分野で生体認証と同時に一気に普及が進む技術で、今年のAIブームさまさにそれを押し上げると期待しています。処理においてAI利用できれば一気に簡易化するため。
サイバートラストの中期経営計画ですが、利益の成長を3から4割を毎年続けるとしており、最低の32%としても大きな成長性です。
電子認証はECとか流行りもの以外にも社会の大きな潮流なので簡単に需要が下がらないですし、DX!AI!なのに電子認証?では立ち行かないので裏側でしっかりと成長していく期待ができます。
ただし、売上成長20%に対して利益成長の方が大きい予想なので、ここを過去の利益率改善から実現可能性を見るべきです。
マネックス証券 |
ほうほう、過去を見ると毎年利益率が上昇しているな。
ROEも3年前の11%から17%に改善、ROAも2桁に乗っている。
逆に言えば、利益率改善なくして売上成長20%に対しての利益成長40%は実現できないので、ここが連続していくのか?が重要です。
少なからず、主要KPIから業績自体に問題のないサイバートラストは成長性を加味し、ROICと売上成長率20%で考えるとPERが極端に低いです。
本決算で業績拡大!からの株高から下落していますが、現在のPERは決算前と変わらないPERなのでセクター的な注目があれば一気に跳ねれる割安感です。
少なくとも25倍のPERは欲しいし、成長性を考えたら30倍のPERで本決算で株価が対して動かないというケースが良いですが…
日本株は本決算で動かしたい投資家がいるので不当に割安な水準になってますね。これで本決算時に業績予想の利益が4割増加したらPERは激安になる。