未来のためにバブルから逃げるな
今回は日本人にとっては非常に難しい話だろうと思いますが、バブルの発生と崩壊から逃げるなという趣旨のブログです。
何かの発展にバブルはつきもの
不動産バブルやチューリップ・バブル、ポケモンカードバブルなど、それ自体が欲しいから上がるというバブルは極めて悪質で生産性はないです。
ですが、例えば長い歴史を振り返ってみると、資源、自転車、鉄道、自動車、家電、PC、IT、クラウド、EV等と技術の歴史の発展にはバブルが必ずいました。
何か新技術や生活を一変する製品が登場する場合、まずバブルが起きないのであれば逆に価値はないと思います。
バブルで生き残る者たち
自転車バブルではタイヤメーカーが多数登場し、鉄道バブルではメーカーや部品などと周辺技術を発展させていきました。
その本体も一部の優れた企業がバブルで集まった資金を活用して成長し、バブルが崩壊したらファンダメンタルズに基づいて普通の企業として評価されるようになります。
長い目で見たらそれだけの話です。
バブル後こそ投資妙味あり
日本人はバブル崩壊後の処理を大ミスしてから「バブルは悪いもの」としています。
が、上に書いたようにバブルというのは何度も起きており、経済クラッシュするバブル崩壊でも事実としてアメリカは立ち直っており、技術バブル程度であれば、起きる方が自然でその国にイノベーションがあることを示すもので、バブルが起きない国は終わっているという証拠になるでしょう。
国も進めるような技術、EVや水素、半導体、AI等はバブルが崩壊したとしても、そこにいる優秀な人々が世間に注目されなくても進化させ続けます。
ChatGPTがまさにそうですが、注目されないから技術が止まっていると考えるのは愚かで、バブル崩壊でも活動を続け、しっかりと成長しているのであれば投資対象としては最高でしょう。
日本はイノベーションへの投資一択
日本人の給料は増えないと言われますが、凡庸でグローバル化できていない国内企業は売上も停滞しています。
経済はようやくインフレですが、2年後のインフレ率はたぶん低位だろうことを考えると、年に10%でも成長している企業があれば、日本という国のGDPより、日本人の給料よりも圧倒的な成長性であり、たった10%成長の企業でも停滞した日本からすると自分より高い投資先である可能性すらあります。
バブル化した注目されている技術等は崩壊しても、2桁成長は続くもので、クラウドはしっかりと20%程度の成長を継続できている割安企業が多く、EVは競争が激しいが技術が進化を続け、AIはようやく全世界的に台頭してきたと。
水素でも太陽光でも風力でもエネルギーでの構造変化により成長も期待でき、どこを見渡しても凡庸な日本や日本企業より投資に値する企業は多くあり、凡庸な企業への配当期待だけで保有するのは資金循環や効率的に悪いでしょう。
バブルは悪いもの、崩壊するものと言われていますが、
基本的にバブル化まで発展した技術は本質的に価値があり、その本質的価値の特に現在価値より高く評価されたバブル状態は確かに異常ですが、時間が本質的価値と現在価値を引き上げることを考えるとバブルのプロセスからただ蓋をして逃げるのは愚かと言えそうです。