グッドパッチを過去推移からどれだけ割安になったか見てみよう
グッドパッチは2022年に入ってからは決算発表のたびにS安をしている企業で、成長性に疑問符を感じている投資家が多いでしょう。
グッドパッチとは主にアプリなどIT×デザインを専門とする企業で、実績としてはSPEEDAやサントリー+、出前館など
年初来からの株価は6割減で半値以下となっています。
理由としては色々上げられますが、最も大きいのは2021年に他のグロース株が崩れる中で2000円台で耐えていた。というのがありそうです。
グッドパッチ以下の決算内容でも上がっているグロース株があるため、単純に下げていなかったというのが理由としては大きいだろうと思っているため、割安感があります。
それを証明していきましょう!
時価総額
上場時の時価総額が175億円。現在は80億円
一時は300億円に迫っており、現在からすると3倍超えで再評価を狙うには十分です。
もちろん、時価総額だけで考えることはできませんが、2桁の成長が持続している間は時価総額が右肩下がりになり続けるというのは異常です。
また、DXほどではないですが、UI/UXの重要性は認知されつつあるところで、より使いやすいデザインに刷新したいという古いページを更新する需要をグッドパッチは業績拡大に繋げれます。
PER推移
PERは業績でも変動するため、株価よりも一方的な低下を感じます。
会予で最高PERが150倍、最低が現在の20倍
資産との比較を示すPBRは30倍→2.4倍へ低下
一時はハイパーグロース的な評価を受けていましたが、現在は指標において割安
グッドパッチはグロース市場=マザーズですが、その中で見たらPERもPBRも平均の半分以下でしょう。
企業のファンダメンタルズ
PSR 2.1倍
PEGレシオ0.9倍
ROIC 9.1%
最近の営業利益悪化がROICを悪化させています。それ以外に関しては割安。
自己資本比率は78%あり、株式の3割は創業者が保有しているため営業利益改善が実現すれば株価は一気に回復するでしょう。
グロース株としての売上成長と株価下落理由
直近の決算発表では売上が前期から+39%
その一つ前では+27%と成長性は持続
21年は営業利益も上昇していたため株価が堅調でしたが、22年は市場悪化含めて営業利益の方がマイナスになっているのが株価下落の主因だろうと思います。
しかし、人件費上昇によるグロース株の決算ミスは普通に目立っている中でグッドパッチの営業利益低下は他の要因が大きい。
感想
グッドパッチの時価総額やPER、PBR推移を見ていきました。
グロース株として見れば普通に割安な状況となってます。
特にPSRで見れば2倍程度で相当に低くなっています。グロース株でPSR2倍はほとんど見かけず、ユーザベースとかKaizenとかが近いです。この2社と比較すれば競合が弱いのでグッドパッチはその点が優位性と感じましたね。
PSRベースで考えたら5倍の200億円くらいを中期的な目標に考えたいところ。