奇跡の復活銘柄である丸千代山岡家がバーゲン状態
経営戦略刷新から奇跡の復活をした丸千代山岡家は株価の調子が悪化しています。
通常、ラーメンチェーンのPERは30倍以上にあることが多く、低くて20倍の世界です。
成長停滞した力の源HDでも16倍あり、終わった銘柄がPER低下することはありますが、丸千代山岡家は上方修正後に株価低迷している状況です。
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銘柄スカウター |
十分に評価されていた昨年でもPERが20倍前後で、12月の上方修正後は株価5000円の最高値をつけましたがPER的には評価不足のままでPERがラーメンチェーンの平均に届くことなく13.9倍というラーメンチェーン最低水準の評価になっています。
規模感のある銘柄がまだ乏しいラーメンチェーン銘柄ですが、ハイデイ日高がPER30倍、ギフトHDが33倍、魅力屋が22倍です。
少なくとも丸千代山岡家はPER20倍は必要な銘柄であると思われ、業績の規模感はギフトHDと同等なので評価だけが低い、需給が悪いか株価だけを見た無駄売りなのかな?という印象です。
成長停滞から優待増し増しで株価も増し増しできた力の源HDより評価が低いのは不当に近いので、次が本決算なことを考えると業績が横ばいでも現在の評価は割安だと考えることができます。
丸千代山岡家は業績に従って株価が右肩上がりだった銘柄ですが評価前のPERが16倍なので、現在の13.9倍という評価はコロナショックで先行き不安MAXの状況と同等で、次の決算で破綻するか?というのが市場の評価と見ていいでしょうか?
仮に四季報の評価を受けて投資家が判断しているとすれば、丸千代山岡家のように上方修正が多い銘柄では全くの無意味と言っていいです。
配当が少ないし、優待も力の源HDのように増し増ししていませんが、逆に言えば業績も株主還元も余地がある銘柄なので現在の評価はバーゲン以外の何者でもないと思います。
丸千代山岡家は売上345億円、純利益が26億円
ギフトHDが売上360億円、純利益が22億円
丸千代山岡家の時価総額が371億円
ギフトHDの時価総額が743億円
財務はギフトHDの方がいいですが、成長性を考えると丸千代山岡家がここまでギフトHDに突き放される理由にはならないです。